2011年4月24日日曜日

光浴のすすめ


まだまだ関東では寒い日が続いていますが、日に日に、日差しは強くなってまいりました。

朝日が昇るのも早くなってきましたから、目覚めもよくなってきたという人も多いのではありませんか?

睡眠と光の関係はとても強く、時間によってその作用は大きく違うのが特徴です。

1)朝10時くらいまでは、身体のリズムのリセットに役立ちます。
 よく聞かれるのが朝の光の作用ですが、この光の作用を生むには2,500ルクスという明るさが必要なのです。
 曇りの日の外の明るさが、おおよそ倍の5,000lxといわれていますから、雨の日以外であれば、屋内でも極力窓側にいる時間をつくれば良いということになります。
 効果を十分に得たいなら、起きてからなるべく早い時間帯に40分以上その明るさの中で過ごすこと。
 朝がめっきり弱いという方は、是非試してみてください。覚醒感がアップするので、意外に効果を実感できるものですよ。


2)午後から夕方までは、成長ホルモンの分泌量を増加させる効果をもちます。
 夜暗くなると分泌が促進されるという成長ホルモン。この成長ホルモンは、日中5,000lx以上の光を2時間程度浴びることで夜の分泌量が増加すると言われています。
 成長ホルモンは、睡眠の質の維持には欠かせないホルモンとして知られています。ぐっすりと眠りたい方は、午後から夕方にかけて日に当たる機会を増やしてみてはいかがでしょうか。これも数日で実感できますよ。
 これを試したわたしの友人も、50代後半の男性ですが、この効果には少し驚いていましたね。


3)夜には逆に身体のリズムを後退させたり、成長ホルモンの分泌を抑えてしまったりします。
 昼間の光は、睡眠に良い効果をもたらしますが、夜の光はその逆です。
 できれば、寝る2〜3時間前には、なるべく明るくない環境で過ごすのがベストです。
 直接光が目に入らないように間接照明にしたり、あたたかい色の電球色に蛍光灯を替えるもの良いでしょう。
 コンビニエンスストアなどによくある青白くて強い光は、とくに睡眠を妨げますので注意が必要です。
 明かりを変えるといった小さな努力でも、効果は大。小さなお子さんがいる家庭では、是非チャレンジしていただきたいですね。
 
 
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2011年4月10日日曜日

睡眠時間は、長すぎるのも問題です


適切な睡眠時間というのは個々人で違うのですから、自分でベストな睡眠時間を探さなければなりません。

チェックポイントは、日中の状態です。

睡眠時間が足りなくても、長過ぎても、日中の状態はあまりよくないはずです。

前回、睡眠が不足するとどんなことが起きるかといったお話しをしましたが、今回は、寝過ぎの弊害について考えてみましょう。


これまでにも、活動と休息のバランスについて触れてまいりましたが、

 活動するから疲れる

 疲れるから、休む

 休むから、活動できる

という本来の活動と休息のメリハリは、「寝過ぎ」ることによって乱されます。

一日中、だらだらと過ごしてしまうと、活動と休息のメリハリはなくなってしまいます。


質のよい睡眠は、質のよい日中の活動から生まれるといっても過言ではありません。


平日の睡眠不足を補うように、休日に長時間眠っている方は要注意です。

いつもの起床時刻から、2時間以上遅く起きるのはできれば避けてほしいものです。
国内にいながら、時差ぼけをつくってしまうようなもの。活動と休息のリズムを崩してしまいます。

もしも、月曜日の調子がいつもよくないというようなら、休日の眠りのとり方に問題があるかもしれませんね。

休日前には夜更かしをしてしまいがちですが、いつもより1時間早めに眠って、翌朝は1時間遅めに起きてみてはどうでしょうか。
眠りのリズムを変えずに、たっぷり眠る方法です。
ぜひ、試してみてください。


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