さて、前回は「適切な睡眠時間」のお話しをしましたが、
わたしたちは、眠らないとどうなるのでしょう。
睡眠は、脳や体、精神を健康に保ってくれる機能があります。
寝不足になれば、もちろんその機能が低下するわけですから、
免疫力が低下してカゼをひきやすくなったり、
運動能力や集中力が低下したり、
創造性や記憶力が低下して学力が落ちたり、
感情制御能力が低下してキレやすくなったり、
などなど、と様々な問題が起きることになります。
最近は、肥満や血圧の上昇なども引き起こすことから、睡眠と生活習慣病との関係も深いと考えられています。
わたしたちの脳と体の機能が正常であれば、夜になると疲れを感じ、脳が「休みなさい」と命令を出して、睡眠がはじまります。
しかし、疲れが度を越えると、脳は適切に指示を出せなくなってしまいます。
眠りたいのに眠れない状態がつくり出されるのです。
睡眠の不足が続くと、上記のようなメカニズムで「過労死」をよぶことにもなりかねません。
たかが眠り、されど眠り。
一ヶ月以上、眠れない夜が続いていたら、専門医にみてもらうとよいでしょう。
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