皆さんは、いくつ枕をお持ちですか?
わたしは長年、寝具関連の開発に携わっていますから、押し入れに多くの枕が眠っています。
しかし、ずっと眠らせているわけではありません。毎日と言ってよいほど、枕は様々な目的で替えています。
例えば肩が凝って仕方がない日には、しっかりと支えてくれるかたい素材の枕で仰向きに寝てみたり、気になることがあってなかなか寝つけないような日には、やわらかい素材の枕でうつぶせで寝てみたりします。
だからといって、たくさん枕を持っている方がよいというわけではありませんね。そこで、おススメなのが、表と裏で2通りの寝心地を楽しめる枕です。
かための素材とやわらかめの素材の2種類を使用していて、季節や気分、体調などで使い分けができるというものです。
ただし、頸椎を無理なく支え、寝返りがうちやすいものでなくてはダメです。とくにやわらかめの素材では、首を支えてくれる部分が頼りない場合があります。首に支えがないと、寝返りがうちにくくなってしまうのでNG。枕の構造が頭の丸みと首のカーブを自然に支えてくれるものがよいでしょう。
身体に接している寝具は睡眠の環境を整える大切な道具です。とくに視覚、聴覚、嗅覚などの五感の集中した頭部に接している枕は、睡眠を左右するといえるでしょう。
枕は、寝ている間の多様な姿勢を支えるとともに、寝ている間の体の動きにも対応するような構造が理想的です。
一晩の睡眠は4~5回深くなったり浅くなったりを繰り返します。その自然な移り変わりに寝返りは重要なのです。寝返りは一晩に20~30回起こりますので、寝返りがうまくいかないとこのサイクルがスムースにいかず、よい睡眠はとれないのです。
健康なねむりは、健康な身体や脳、精神をつくってくれます。「ねむりスタイル研究所」では、冬に向けた冷え対策など、さまざまな快眠アイテムをご紹介します。
その中でも、とくにおすすめのこれ一品!は、
表と裏で、2種類の使い心地が楽しめる快眠枕「ウォッシャブル2WAY(HARD & SOFT)ピロー」。 仰向け寝の時に頭が乗る中央の部分は、パイプ(表)とポリエステルわた(裏)の2種類を使用。季節や気分、体調などで使い分けができます。枕ごとご家庭で洗濯ができるので、衛生的です。