人間の睡眠時間は、季節によっても変動します。
冬は長く、春や夏は短くなる傾向があります。
春には、徐々に日照時間が長くなり、気温も日に日に上がります。活動量も増えるため、深く眠れるようになるのです。
「春眠暁を覚えず」とは、春の夜は眠り心地がいいので朝が来たことにも気づかず、つい寝過ごしてしまうということを例えたもの。
現代では、入社や入学など生活環境の変化によるストレスがこれを助長しているといっても過言ではないでしょう。
暁、つまり日の出を見られないのは、明け方遅くまで眠っているからですね。
実は、睡眠の後半に多くみられる「レム睡眠」という眠りが、ストレスを解消する役割を持っているといわれています。
ストレスは自律神経の交感神経系を刺激するため、強いストレスや慢性的なストレスは、眠りの妨げになります。
ストレスが、眠りたくても眠れない状態をつくり出してしまうのです。
そして、ストレスが長く続くと、解消された後に、それ自体が睡眠物質に変化するため、眠気が強くなることがわかっています。
ストレスが多くなるこの時期は、早寝を心がけ、朝寝坊を予防しましょう。睡眠不足に気をつけて、たっぷり眠れる生活リズムをつくることがストレス解消のポイントです。
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